某掲示板を見ていた時、とあるスレが立っていた
なるかみこ@narukamiko
それに気づいたのは、深夜、寝る前に何気なく掲示板を眺めていたときだった。オカルト板の新着スレ。「【実況】○○、今から死ぬらしい」
妙に引っかかって開いた。本文は短い。「0:もうすぐ本人はまだ気づいてない」意味が分からない。釣りだろ、と思った。だが、レスが異様な速度で増えていく。
「1:今どこ?」「2:まだ部屋だな」「3:PCつけっぱだろ」背中がぞわっとした。今の俺の状況と、一致している。偶然だ、と自分に言い聞かせる。
なるかみこ@narukamiko
「4:そろそろ見る頃だと思った」見る頃という言葉に心臓が跳ねた。俺は今このスレを見ている。試しに、別のタブを開いた。それでも、レスは増え続ける。
「7:動揺してるなまあ無理もない」「8:まだ信じてない顔してる」俺は、自分の顔を触った。表情なんて、見えるはずがないのに。
なるかみこ@narukamiko
「12:風呂入ろうとしてやめた」その通りだった。さっきまで、シャワーを浴びようとしていた。「15:逃げ道探してるけど もう詰んでる」喉が渇く。息が浅くなる。「18:0時23分そろそろだな」時計を見る。0時22分。「19:もう一回だけ振り向く」
なるかみこ@narukamiko
その瞬間、背後で「ミシ」と音がした。誰もいないはずの部屋で。
「21:見えた?」俺は、振り向かなかった。振り向いたら、“確定”する気がしたからだ。「23:あー振り向かなかったか」「24:じゃあ別ルートで行く」
部屋の電気が、一瞬だけ消えた。再び点いたとき、PC画面には新しいレスが表示されていた。「25:実況終了 おつ」その直後、スレッドはdat落ちした。
なるかみこ@narukamiko
翌朝、何事もなかったように目が覚めた。夢だったのかもしれない。そう思いながら、スマホを開く。通知が一件。【新着スレ】【事後】○○について】
開いた瞬間、指が震えた。「0:昨日は失敗、次は成功させる」そのスレは、今も落ちていない。
ななし@K8F2pL
これリアルタイムで読んでたら、絶対途中でタブ閉じるわ
ななし@R3QZ1m
実況系は自分と一致し始めた瞬間が一番怖い
ななし@ZL2e8S
「別ルートで行く」この一文で鳥肌立った
ななし@B6KX9R
実況してる側がもう人じゃない感じするのが怖い
ななし@N5P0dQ
今このスレ見てる俺もちょっと後ろ気になってるんだが…

